日本建築法制会議 第17回 総会議事録

日 時:2005415日(金曜日)1000分〜1200

場 所:東京都港区新橋3163 港区立生涯学習センター ばる〜ん202学習室

出席者:5名(敬称略・50音順)

       大山 宏、竹川忠芳、眞柄栄毅、柳澤孝次、山田利行

主な情報発信と意見交換(⇒)、{〇提出資料(敬称略)}

〇提出資料―1(大山 宏)

 建築基本法制定準備会2005年定期総会シンポジウム426日 建築会館ホール

   パネラー(敬称略):尾島俊雄、村田隣太郎、竹川忠芳、神田順

「最後に一言:工学論理のすすめ」、多田英之、科学、Mar2005

  …組織の論理。天下り。三者機関。情報開示。嘘は泥棒の始まり。情報不足による

   ミスジャッジ

 ☆多田英之先生は2005年日本建築学会大賞を受賞されました。

・「建物の性能は、はか(計・測・量)れない」、多田英之、建築雑誌、20053

 …… 科学技術の規則はJISレベルに。規制の表現は本質に沿ったものに。

「ビジネスから見た性能設計」、川井廣樹、建築雑誌、20053

   ……確率論的地震動予測地図を共通の理解に地震リスクをコントロールし、

     地震損害保険で担保。

「空間構造物の設計の問題点、膜構造の性能評価」黒木二三夫、建築雑誌2005年3月

「美浜原発事故調査報告書 国の間違い認め高経年化対策へ、桜井淳、エコノミスト、 

                                 2005419

・「首都直下地震の経済被害は最悪112兆円、」日経アーキテクチャー、2005321

・「全総」廃止で始まる地方の「勝ち組」「負け組」川村雅人、エコノミスト2005412

 …土地・施設余り、人材ミスマッチ、財源不足がつきまとい地域間競争が始まるとか。

・「誤解だらけの監理者の責任」、福田晴政、日経アーキテクチャー、2005321

・「公共工事品質確保法案記事」日刊建設工業、20053.12.、3.22、建設通信3.144.1

・座談会「怒ったってしょうがない、知らないんだもの」、建築技術、20053

 …… 朱鷺メッセ連絡デッキ落下事故、何故、落ちたのか、第7回…

・「災害・事故を防ぐ知恵と工夫」、石川寛俊、学士会会報、No851.(2005―U)

 ……医療:危険を伴う専門的営み、制御可能で社会が受け入れ可能な形で維持発展す

   るには専門家の倫理・自覚・見識・姿勢が不可欠

・「日本の中の非効率:「人基準」から「仕事基準」へ渡辺穣二、学士会会報(2005−U)

 ……「人基準」では、仕事そのものより周りの関係者がどう思うかをみる。

   「仕事基準」では、仕事の意思決定の妥当性に集中する。

〇提出資料―2(山田利行)

週報 家庭防空の手引 」、内閣情報局、第256号、昭和1693日発行

…・空襲から如何に国土を護るか・防空と国民精神・隣組は焼夷弾をどうして防ぐか

 ・爆弾はどうして防ぐか・空襲時に處する国民の心構へ

  ⇒国民にわかり易く丁寧に図なども描きながら具体的な対策を示している!

⇒今日の「大地震対策などの具体的な行動プログラム」の手薄さよ!

〇提出資料―3(竹川忠芳)

 ・「建築における品質の概念」、柳沢厚、新建築学大系「都市・建築政策」

  … WHO【世界保健機構】建築物の性能評価項目(安全、健康、効率、快適)

「実務のための 住宅品質確保法の解説 遂条解説と適正運用の実務指針

     澤田和也著、執筆協力 石川育子 中井洋恵 、民事法研究会

  …品確法の持つ新しさ、欠陥現象(不具合事象)から欠陥原因(性能評価)へなど

「日本住宅性能表示基準」平成12年719日、建設省告示1652号

  ……加藤光一氏の「日本住宅性能表示基準(9分野28項目)の解説」資料を配布!

 ⇒「品確法」も何年かおきにメンテナンスが必要である。 日本でもリニューアルや

   コンヴァージョンの盛んな時代であり、品確法における「等級」なども今後の課題

   であろう。建物においても、「カルテKarte診療簿・病症録」などのしくみを取り

   いれて、建物の履歴をいれていくような評価をすべきであろう!

 ⇒日本では、指定文化財が2万件なのに対して、ドイツでは90万件もある!!

 ⇒日本は従来の「土地本位制」から、「建物本位制や土地公有化や新築規制などなど」

  へ発想を転換する時代が将来くるかもね?・・人口減少社会の日本においては・・

〇提出資料―4(加藤光一)

 ⇒「六本木ヒルズ大型回転ドア事故(2004326日)」のその後・・ ・・

「ドアプロジェクトの研究成果が畑村洋太郎教授から発表された。2005327日 六本木ヒルズ森タワーアカデミーヒルズのシンポジウムに加藤光一氏出席!

  当日配布のテキストを回覧した!

桐蔭横浜大学コンプライアンス研究センター季刊誌より

…「コンプライアンスということば」、畑村洋太郎、創刊号

…「予防と治療の企業コンプライアンス入門」、郷原信郎、Vol012004

…「司法制度改革の行方とコンプライアンス」、郷原信郎、Vol022005

 

※ 前回辻氏資料及び今回加藤氏資料に関する意見交換は次回までの宿題としましょう!

 

〇提出資料−5(事務局)「日本建築法制会議の内規案」

  …… 次回517日総会以降も継続し議論していきたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第18回 『日本建築法制会議』総会のご案内

 

日時:2005年5月17日(火曜日)午前10時〜12

場所:東京都港区立生涯学習センター:ばる〜ん204学習室

      東京都港区新橋3163 Tel.0334311606

      JR新橋駅・烏森(からすもり)口より虎ノ門方向に徒歩1分・左側

      センターのマップはこちらをご覧ください。

      http://www.kissport.or.jp/sisetu/study/study.html

AGENDA(予定)

     〇次回総会の開催日程

     〇前回までに総会に配布された資料に関する意見交換

     〇国内外の建築関連情報他

     〇その他

参加連絡:会場および資料準備のため、2005年5月11日(水曜日)までに

     参加者の名前・連絡先を事務局(メールhideki-m@wd6.so-net.ne.jp )

     まで、ご連絡下さい。参加費 1.000

 

inserted by FC2 system