[新潟日報 12月10日(水)]( 2003-12-10-19:37 ) HPより
朱鷺メッセ設計業者が反論
新潟市万代島の「朱鷺メッセ」連絡通路落下事故で、構造設計を担当した「構造設計集団(SDG)」=東京都=の渡辺邦夫代表が10日、県庁で記者会見。斜材ロッドの根元部分の破壊が落下の主因とする県事故調査委員会に、反論するとともに質問書を提出した。
根元部分に耐えうる力の8割程度の力が持続的にかかって壊れ、落下が始まったとする調査委に対し、同社は「(調査委が根拠としている)施工業者による実験を採用しても7、8割の力が継続してかかっていたロッドは1カ所もない」と反論した。
2003/12/11(Thu) 10:50:41 [ No.100 ]
調査委記者会見要旨・質疑応答より
Q (定着部の)耐力を設計段階で十分把握していなかったのか。
A そう思います。
Q どの構造計算書に書いていたのか、そのチェックはしたのか。
A 委員会ではどの構造計算書かは確認していません。県で責任を論ずるときに必要なことだと思っています。
県調査委の役割について外野は大きな思い違いをしていた。県調査委は、構造計算書の確認などということは端から放棄していた。初期の会見で複数の構造計算書と発言したのは、ナンデダロー。
SDGは質問書の提出から一歩進めて、構造設計者の立場から、今回の設計の全体像を示す明確な資料と主張とを、一刻も早く公開してほしい。立派なホームページをお持ちではないか。
今のままでは、確たる証拠を示さない県調査委の発言にも、外野からは疑念を挟もうにも挟みようがない。主張なきところに職能の確立なし、である。
土木と建築とが建設に括られていても、その文化・体質、仕事の中身・進め方は大違いである。それを理解できなかった発注者の限界が調査委の限界でもあったのか。残念至極。
2003/12/14(Sun) 19:54:36 [ No.101 ]